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つかつく砂吐き推進委員です。ヨロシクお願いいたします。

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リベンジ 15

向かい側には楽しそうなシゲルさんと花沢類。
隣には凶悪な顔した道明寺。
そしてひきつるあたし。
・・・・・いつかどこかで見たようなこの光景・・・・・・
別荘に着いたのは、うっすらと日が暮れつつある頃だった。
先に立って門をくぐるシゲルさんを、何人もの人が出迎える。

「夕食、後からでいいよね。つくし~、先、お風呂入ろうよー」
「あ、うん。行く行く」
「俺まだいい。ちょっと休む」
「俺も」
「あー!男子チーム、ヤル気がないなぁ!いいや、つくし、行こ行こ」
こっちこっち、と、ぐいぐい手を引っ張られてお風呂に連れ込まれて。
痛い痛いって笑った。
でも温泉、久しぶり。
家族で行き損ねたし。
そうだね。
楽しまないとソンだよね。

「おっきいお風呂、ゼイタク~」
ちゃぽん・・・と、お湯につかって手足を伸ばす。
「あ~・・・・いい気持ち~・・・」
「いいね。温泉」
シゲルさんもリラックスムードで伸びをする。
相変わらずスタイルいいんだから。

「なんか、久しぶりにのんびりって感じ。このところずっと厳戒体制だったから」
「あはは、司?意識してるんでしょ~」
「違います!ワガママ坊ちゃんのお守りが大変なの!」
「ふっふっふ。司、頑張ってるよね。思い出そうとして」
「・・・・・もう遅いよ・・・」
自分でも不思議なくらい、頼りない声が出た。
ああ、気を遣わせちゃうなと顔を上げようとしたら。

ぺたり

ん?

「シ、シゲルさん?なになになになに」
「いや~、相変わらずムネないね~、つくし~」
にぱっと笑うシゲルさんにちょっぴり殺意。
「・・・・・ないですよ・・・・シゲルさんはムネあるもんねぇ。遺伝?」
「どうだろ。よくわかんないよ。そうだ、つくし、いいこと教えてあげる!
あのね、ブラをワンサイズおっきいのにするの!それで、つける時に
周りから寄せて寄せて寄せて寄せてカップに詰め込みまくる!
そしたらそのうちワキ肉もムネになっておっきくなるんだよ!」
「・・・・・・・・・・・・・やってる・・・すっごく・・・。ブラつける度に、ワキ肉に
胸になれ~胸になれ~って言い聞かせてるんだけど」
「ありゃ」
「いい、何も言わなくて。谷間とか全然できないし・・・・窪みって感じ?」
「ぷはっ!!」
くっ、屈辱感。
目が合って、お互いぶぶーっと吹き出した。

「もうっ!シゲルさんっ!笑いすぎ!」
「ご、ごめんごめん」
「シゲルさんにはあたしの気持ちなんてわかんないよ」
「ごめんって。大丈夫だよ。世の中ムネのない方が好きって人もいるし」
「ロリコンだよ、それ。ははははっ」
「あははははは」

「な、涙出てきた」
「アホだね、あたしたち・・・あ!そうだ!もういっこあったよ、方法」
「はいはいナンデスカ―」
「あのね」
シゲルさんは三日月みたいな目になって、もう一度あたしの胸に手を置いた。
「揉むとおっきくなるんだって」
そのままワキワキ手を動かす。
「ぎゃあああぁぁぁぁ!!やめっ!やめてシゲルさんっ!」
「へっへっへっへ」
「きゃあぁ!やめてヘンタイー!!ぷ、あははははは」
「体は嫌がってねーみて―だぜ、つくし」
「やだもう!くすぐったいってぷはははは」
「気持ちい~い。オトコの気持ちわかる。あははは」
「自分の触りなよっ!もうっ!」
2人してゲラゲラ笑って、ようやくシゲルさんの魔の手からのがれて
「あ~もう、ノボセそう」
縁に腰掛けると、シゲルさんが腕組みしながらウンウンと頷いている。
「大丈夫だよつくし。ムネなくても」
「そんな、ないない言わないでクダサイ」
「ピンクだもん」

ガタン!ガタンガタガタガタ!!

突然響いたでっかい音に、シゲルさんと丸い目を合わせる。
「うっそ・・・・・まさか・・・」
ちょっと休むって言ってたじゃん。
い、一体いつから・・・・。
「・・・・・・・・・・・・・・・・・ちょっと?」
ごくごく小さい声で塀の向こうに声をかけると
「・・・・聞いてねぇぞ」
「くっくっくっく・・・・」
低い小さい声と、苦しそうな笑い声。
もう一度シゲルさんと目を合わせて。
でも表情は正反対で。
「やだぁっ!もうっ!!!」
「あーはっはっはっはっは、は、入ってたの!ふたり!!」
「笑いごとじゃないっ!もう!もうやだっ!!道明寺も花沢類も、居るなら
居るって言いなさいよっ!スケベ!ヘンタイ!エロバカ!色魔!」
「っざけんな!てめーらが勝手にぎゃーぎゃー騒いでたんじゃねーかっ!
ったく、でけー声でヘンな事言ってんじゃねー!!」
「想像しちゃうから?」
ニッと笑ってからかったシゲルさんに答える声はなく。
「司、やらしい」
花沢類の声と、あとはボキボキっと穏やかでない音が響いた。
「あ、あたしもう上がるっ!」
恥ずかしさのあまり逃げだしたあたしは、後どうなったか知らないけど。
夕食の席についた時には、道明寺と目が合ってお互い真っ赤になってしまった。


***

女ってスゲーな。
みんなこうなのか?
マシンガンみたいにベラベラ喋りながら、合間に喰って、飲んで。
ゲラゲラ笑って。
次から次へと、よくこんな喋る事があるもんだ。
意外なのは類が結構会話に入っていた事で。
俺の知らないとこでの交流、なんつーのを感じさせて・・・・。
・・・・ムカつく。

食事が終って、結構いい時間になって。
牧野と一緒に寝たいなんて、ふざけたことを言いやがる類を無理矢理
部屋に突っ込んで、牧野は滋に連れてかれて、俺も用意された部屋に入る。

しっかし何も思い出さね~な。
ここに、滋と類と来て、滋に別れ話して、泣かれた。
そんだけじゃん?
どこに牧野の入る余地があるんだ。
「・・・・・わっかんねー」
目をつぶって右腕で明かりを遮る。
一瞬の、寝てんだか寝てねーんだかわかんねぇ時間。

すっと沈みそうな意識の中、何かが見える・・・



・・・・・・・・・布団
天井
タタミ
カビくせー部屋
水玉のパジャマ


・・・・・・・牧野?

ビクリと身体が跳ねた。
早く大きく打ちつける鼓動。

・・・・・・・・・牧野・・・だったよな。

牧野が、泣いていた。
ポロポロ涙を流して。
『もうヤダ!こんなバカ男の事で泣くなんて』
甘えたような、拗ねたような響き・・・。

夢か?

記憶か?

時計を見ると真夜中近く。
当然あいつも寝てるだろうが、どうしても確かめたかった。
廊下に出て、牧野と滋の部屋の前に立つ。
障子を隔ててすーすーと寝息。
ひとりぶん。
すっと、障子を開けて入り込んだ。
ラッキー。
寝てるのは滋。
牧野は窓の傍の椅子に腰かけて、庭を見ていた。
「なっ・・・!」
こっちを見て、声を上げようとする牧野の口を手で塞ぐ。
軽く屈んで、唇の前に指を立てて喋らねー様に合図して。

・・・・・ああ、そうだった。
俺の言う事なんて聞く訳なかったよな。

もごもご言いながら滅茶苦茶暴れ出した牧野を、力づくで部屋から引っ張りだした。
「暴れんな、牧野。何もしねーから」
「暴れさせてんのはあんたでしょーがっ!あ・・・・・・くらくらする」
力が抜けてぐんにゃりする牧野の身体を慌てて抱きとめる。
「どうした、具合悪りーのか?」
「違う。さっきまでシゲルさんと呑んでたから・・・・」
「酔っぱらいめ」
「つーか、なんなのよあんたはいきなり」
「話ある。牧野」
「こんな夜中にで・す・か、道明寺さん!」
聞えよがしに溜め息ついてんじゃねーよ!
起きてたんだからいいじゃねーかよ!
いくら俺でも寝てる奴までは、いや、起こすけど。多分。
牧野はもう一回、でかい溜め息をつくと
「外、行こうか。類とシゲルさん、起きちゃうから」
「お、素直じゃん」
「バカ坊ちゃんのペースに慣れてきたよ」
「うるせえ、犯すぞ」
おぼつかない足もとを理由に腕に掴まらせて庭に下りると、縋りつくみてーに頼ってきて。
やばい。
ムネ当たる。
やわい感触に、昼間の風呂での会話とかを思い出しちまって、顔に血ぃ昇る。
くそっ!
煽ってんじゃねーよ!
自覚ねーんだろーがよ!!

ちらっと牧野を窺うと下向いてるから顔は見えねーが。
「おい、酔っぱらい」
「なあに」
答える声はけっこう機嫌がよく
「どんだけ呑んだ?」
「う~ん・・・・いっぱい」
わかんねーよ。

なんか、かわいい。

顔も見えねーけど。
頭の渦巻きしか見えねーけど。

すっげーかわいい。



             16へ



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コメント
こんにちは
更新ありがとうございますつくしちゃんピンクなんだ。。。胸は大きいのがいいのか、ピンクがいいのか??坊っちゃんは、つくしなら何でもなんですよねぇ。酔っ払いのつくしちゃん、きっと温泉だから浴衣・・坊っちゃん暴走しないかなぁ??やっぱり、とばさんの司は大好きです。
2009/10/12(月) 15:31 | URL | カスミ #-[ 編集]
扉が開く?!
おぉ~~もしや・・・
記憶の扉が開きかかってる?!

それにしても、つくしちゃんのムネって・・・・?
さすがに窪んではないと思うけど。
でも、当たると感じる程度は・・(#^.^#)

司ぁ~
抑えて抑えて・・・・
急いてはことを仕損じる。
(司なら、なんて聞き間違える?)

まだまだ先は長いからね?
おねーさん、応援してるぞぉ!
2009/10/12(月) 16:53 | URL | ちふゆ #-[ 編集]
いい感じ?危ない感じ?
こんばんは!!

眠りのはざまでみたものは記憶の欠片?
つくしとのこと思い出せるかな・・・

まぁ、二度目のLOVEしてるから
司にとっては記憶どうでもいいことだろうけど
つくしが泣いてるとなると、話は別?

腕に当たるペッタンコでピンクの胸と
ほろ酔いのつくしの無意識の誘惑に
司は勝てるのか?おきまりのお邪魔虫の乱入あり?

     では、また・・・。e-463

2009/10/12(月) 17:21 | URL | magenta #-[ 編集]
管理人のみ閲覧できます
このコメントは管理人のみ閲覧できます
2009/10/12(月) 18:14 | | #[ 編集]
管理人のみ閲覧できます
このコメントは管理人のみ閲覧できます
2009/10/12(月) 23:21 | | #[ 編集]
カスミさま
こんばんは。
コメントありがとうございます。
浴衣です、ノーブラです。どうでもいいけど。
すでにお風呂の時点で坊ちゃん、ぐはぁっ!ってなってます。ぷ。
酔った勢いにつけこめますかどうか。
2009/10/12(月) 23:57 | URL | とば #-[ 編集]
ちふゆさま
こんばんは。
つくしの胸…桜子はAカップ女って言ってましたが・・・
どうなんでしょう。ワキ肉がうまく言うことを聞いてくれればBはいく?
まぁ坊ちゃんそんなのカンケーないけど。
結構ムラッときております。抑えられるかな。
2009/10/13(火) 00:07 | URL | とば #-[ 編集]
magentaさま
なかなか思い出しませんね、坊ちゃん(笑)
リベンジも長くなってきた割に、話があんまり進んでなくて(笑)
だって坊ちゃん、記憶探しとか言いながら2人きりになると不埒なことばかり考えてるから。
そんなもんか、10代男子って。
2009/10/13(火) 00:16 | URL | とば #-[ 編集]
いろはさま
こんばんは。
ガールズトーク全開。
でも、隣の男湯で聞いてる方は、いたたまれないですね(笑)
胸とか揉んでるし。
坊ちゃん超ウラヤマシイ。
2009/10/13(火) 00:20 | URL | とば #-[ 編集]
enjoyさま
こんばんは。
コメント、ありがとうございます。嬉しいです~v-238
花畑の中のパワーショベル。
または子犬の群れの中にジャイアン。
あ、ちょっといいかも。←え
2009/10/13(火) 00:31 | URL | とば #-[ 編集]
がんばれー
更新お疲れさまです。
とばさんも司君もがんばれー
司くん暴走しちゃ駄目だよー

熱があるときって、思考能力がゼロです。
文章力も低下?
失礼のないうちに、終わります
2009/10/13(火) 11:06 | URL | つゆかノエル #STO9711o[ 編集]
つゆかノエルさま
熱があるんですか!
大丈夫ですか?
つゆかさんにこそ、がんばれーです。
早く良くなるようお祈りしております。
どうぞ御自愛ください。
2009/10/13(火) 13:06 | URL | とば #-[ 編集]
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