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つかつく砂吐き推進委員です。ヨロシクお願いいたします。

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休日6


2人揃って休みな事はあんまなくて。
ソワソワして朝っぱらから電話した、日曜日。

「あ~・・・ゴメン、今日はダメ」
「は?なんで。休みだろ?この前、大丈夫だって言ってたじゃねぇか」
「あ~・・・・はい~・・・それはホント、ごめんなんだけど」
「何かあんのかよ」
「う~・・・いや~・・・・」
「ねぇんだな。なんだよ、お前。俺は今日、お前に会うの
すげぇ楽しみにしてたのに、お前はそーじゃねぇの?」
「いや・・・・それはあたしだって・・・・」
ごにょごにょごにょごにょ・・・・・・・・・・・・・・・・プツン。
「・・・・・・・・牧野?」

・・・あの女、電話切りやがった!

くっそ頭にきた!
なんだあの態度。こうなりゃ直接家行って拉致って来てやる。
携帯をポケットに投げ込んで、玄関に向かったところでメイドがおずおずと話しかけてきた。
「司様、藤田様がお見えになっておりまして、応接室でお待ちいただいておりますが・・・・」
「・・・・・・・・・ああ」

チッ

間が悪りぃ。
何だか、孫娘が留学から帰ってきたとか何とかで挨拶しに来るとか言ってたヤツだ。
多分、アピール。
ウチの孫、どうでしょうか、みてぇな。
どうもこうもねぇ。
んな孫なんて見たくもねぇっつーの!
今、牧野んとこ行くとこだったのによ!

ムカつきながら玄関ホールを見渡すと、直立するSP軍団。
その中で、特にピキンと緊張してる2人にゆっくり近づいた。
「三沢。斎藤」
並んだ2人がギギギッと音がしそうな動きでこっちを見る。
「お前ら、ちょっと行って、牧野、拉致って来い」
「司様~!」
斎藤が情けない声を出す。
「我々の仕事は司様の警護であって」
「行けっつってんだよ!俺の警護も、俺の女の警護も一緒だろが」
「全然違います~しかも警護じゃなくて拉致って」
三沢の方はほぼ諦めムードで溜め息をついたが、沈痛な表情で見返してきた。
「文句を言う訳ではないのですが・・・なぜいつも私と斎藤なんでしょうか?」
通夜みてぇな顔した三沢に、ニヤリと笑って言ってやった。
「諦めろ、三沢、斎藤。原作で名前出されたのがお前らの不運だ」
「・・・・・・・・・・・・・・・」
しゃがみこんだ2人を残して応接室に向かう。

あ。

「それから、お前ら牧野に触るんじゃねぇぞ。確認するからな」
後ろからうう~とか、ああ~~とか聞こえたがほっといた。
さて、挨拶なんかさくさくこなして牧野を待つか。


ジジィのくだらねぇアイサツに付き合う事30分。
そろそろいいかと、仕事が・・・とか言って引き揚げた。
部屋に向かうと、ドアの前に三沢。
神妙な顔で立っている。
「牧野は?」
「中に・・・」
「どうやって連れてきた?」
聞いてやると三沢は、ポケットからナイフを取り出して自分の掌にあてた。
「一緒に来て頂けなければ,このまま私の手に突き刺すと」
「ぶっ、アイツには効果あったろ?」
「それはもう・・・・・・三沢さんなんてキライだと言われましたが・・・」
溜め息ついてんじゃねーよ。
昔あんだけ俺と牧野の邪魔したんだ。
これくらいで済んでてラッキーだと思ってくれなきゃな。
笑いながら中に入る・・・・と。

視界の端に何か映った。
「・・・・・・!!」
とっさに手で受けて確認すると。
あし。
牧野の。
「てめっ!」
続く第二弾を軽く避けて、よろけたところを抱きしめて拘束。
バタバタ暴れる足も封じ込めるのに、ドアに押しつける。
「離せえぇぇぇ!バカっ!バカ道明寺っ!」
「挨拶なってねぇなぁ。いきなり襲いかかってんじゃねぇよ」
なんかいいポジションになったから、せっかくだからキスもしとこうと
思って顎に指引っ掛けて上を向かせた。
「・・・お前・・・なんだこりゃ・・」

真っ赤に充血した目とか。

腫れた瞼とか。

擦りすぎたのかガサガサになってる頬とか。

ちょっと泣いたとか言う顔じゃねぇ。
「ひっでぇ顔。泣いたのか」
「別に」
「別にじゃねぇだろ、何かあったのか」
「何もない」
言いきって下を向く。
だから会いたくなかったのにとブツブツ言うのをもっかい抱きしめる。

言わねぇってことは仕事の事だ。
コイツは仕事のグチとか、全く言わねぇ。
俺が悪いっつーか認めたくねぇケド。
前にコイツが、上司がセクハラ野郎でイヤだっつってたから。
圧力掛けて地方に飛ばしたのがバレてから、ぜってぇ言わなくなった。
っつーか、んなヤツ飛ばしてトーゼン。
ケツ、触ったんだぞコイツの。
半殺しでも足りねぇそれを、転勤くらいで済ませてやったんだ。
感謝してほしいくらいだぜ。
それなのにコイツときたら、権力の悪用だとかなんとかぎゃあぎゃあ
騒いで、怒って・・・結局2週間シカトされた。
しょうがねぇから、もうしねぇって謝ったのに、信用しやしねぇ。
職場で何かあっても絶対言わなくなった。
「シゴトで何かあったろ」
「・・・・・・・・・・・・・ないよ」

・・・・・・・・強情女め。

コイツが素直に言う事聞く裏ワザ、ねぇわけじゃねーけど。
こんな憔悴してる女に使うのもちょっと鬼畜な感じだし。
・・・・朝っぱらだし。
まあ、俺は全然かまわねぇけど、すっげぇ抵抗しそうだしコイツ。
あんたなんかキライとか、ヒトが傷つくことバンバン言いそうだし。

俺は少し考えて内線に手を伸ばした。
「・・・・・・・・・・今から行く。・・・・いや、牧野。フルコースやってやって。・・・・ああ、じゃ」
牧野を引っ張って、歩き出す。
「ちょっと!どこ行くのよっ!」
「エステルーム」
「へ?」
「とりあえず、その顔なんとかして来い。そんなブサイクな顔見ながらじゃ
ハナシもできねぇ。お前、ど・・は・・・・ドグウみてぇだぞ」
「今、土偶か埴輪か迷ったでしょ」
「るせぇ。おら、行って来い」
エステルームの中に軽く押してやる。
ドアを閉じた途端。
『牧野様~!お久しぶりです~!』
『あ、お久し・・・ぎゃぎゃぎゃぎゃ』
さっそく脱がされてるらしい奇声に笑った。


待つこと2時間。
ふらふらと牧野が帰って来て、うわ~うわ~うわ~とか呟いて。
うっとりしながらソファに沈む。
ぼーっとして口から出るのは、つるつる~とかぷにぷに~とか、
シコーノーリョクゼロ、みてぇな単語だけ。
おもしれぇ。
隣りに座って、そのぷにぷにを摘まんで引っ張ってやった。
「すげぇ伸びる」
「はぁ~・・・癒されたぁ~・・・」
「カオ、治してもらったか」
「元より良くしてもらった」
ぼんやりしながらソファの上に上がり込んでくる。
ズルズル、ズルズル。
「おい」
そのまま俺の上に乗っかってくると、俺の手を持って自分の背中に廻した。
「ここから動かしたらダメだからね」
つまんねぇ、物足りねぇ。
もうちょっと下がればケツ、くらいのトコ。
それから自分も俺の背中に手を回すと、ぎゅっと抱きついてきた。
「・・・・・・・・・・・・・・イヤな事、あった」
「うん」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・牧野、続きは?」
「ないよ」

やっぱな。

苦笑いして、強情女を抱きなおす。
右手で、髪を掻き混ぜながら、あやすみたいに揺する。
「・・・・・大丈夫だ、牧野」
「・・・・・・・・・・・」
「・・・・大丈夫だ」
何度も繰り返すと、牧野からキューみてぇなスンみてぇな音がして。
肩が震えだす。
胸が痛んで、こいつをヘコませるもん、出てって全部取っ払ってやりたくなる。
ホントなら、誰も知らねぇ所に大事に大事にしまっておきてぇくらいなのに。

「大丈夫だから」
「・・・・・・・・・あんたってさぁ・・」
「・・・・・ん?」
「慰めたり、元気づけたりとか、すっごいヘタクソ」
「・・・てめ」
「でもさ」
「ぁあ?」
「・・・・・・・すっごい癒される」
「トーゼン」
今頃気づくんじゃねぇよ。
バカ女。


「あ~~~~!!!元気出たっ!」
牧野が浮上してきたのはそれからしばらく経ってから。
元気になったらなったで、三沢さんと斎藤さんが可哀想だとか、あんたは
執念深いとか文句ばっかり言いやがってカワイクねぇ。
あげくの果てに洗濯途中だから帰りたいとか、ふざけてんじゃねぇぞ
アホ。
「帰すわけねーだろバーカ」
気がつけば絶好のポジション。
くるっと身体を入れ替えて、キョトンとしてる顔にめちゃめちゃにキスを落としてやった。
「どっ・・みょ・・やっだ・・」
ちゅっちゅっちゅっちゅっ
「やめっ・・・ははははははは!」

笑った。

「お前さぁ」
額をくっつけて目を合わせる。
「もちょっと何でも言えよ、俺に」
そしたら牧野はちょっと考えて、
「ぜえぇぇっったい、イヤ」
すげぇ憎たらしい顔で舌をベーっと出した。
ムカ。
「って、んんぐぐぐっ!んー!んー!」
舌なんて出してるから喰われんだぜ。
こうなったら使ってやる。
コイツが素直になる裏ワザ。
「やだぁぁぁっ!何してんのよぉぉっ!」
「求愛活動」
「こんな昼間っからサカってんじゃないわよ!どーいーてーよーっ!」
「牧野、手ぇ、邪魔だからどけろ」
「どけるかっ!」
「ぷにぷにのつるつるなんだろ?すげぇ楽しみ」
「やだってばあぁぁ!」
「『司アイシテル、好きにして』っつったら、やめてやるよ」
「う・・・・」

勝った。

俺は俄然張り切って、牧野の服をむしりだした。




                  Fin 



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コメント
お疲れ様です!
とばさん、日々の更新ありがとうございます。
そして、差し替えまで。
品がないのも大好きですよ(笑)
差し替えられてしまうのは惜しい気もしますが、また新たなお話が読めるのはとっても嬉しいです。
ブログを運営していくのは大変だと思いますが、これからもT×Tのお話、楽しみにしています。
とばさんの砂吐き、大好きです。
2009/10/10(土) 01:49 | URL | shu #-[ 編集]
こんばんは
一日に二つも更新、嬉しすぎです!!しかも大好きな休日シリーズ。。前のも大好きでしたよ!今回のは、ますます大好きつくしちゃんのセクハラ上司生きてるだけで感謝ですよね。。本当なら抹殺!東京湾に消えてたハズ。。。司くんの不器用な、でも愛情たくさんな励まし素敵でしたぁ。。とばさん、素敵なお話をありがとうございます。
2009/10/10(土) 03:35 | URL | カスミ #-[ 編集]
かわいいぃ
つるつるぅ~ぷにぷにぃ~
なんて言ったら、そりゃぁ・・・❤ね?

司は、慰めたり元気づけるのはヘタじゃないよお~
つくし限定でかなり上手だと思うけどなぁ~
つくしってば、欲張りさんだね(*^^)v

原作で名前が出てるわりに・・・顔を覚えていない
三沢さん、斉藤さん、ごめんなさい。
触らず拉致。
次のバージョンを考えておかないとねぇ。
ま・・・殺されることは無いと思うけど。
(そんなことしたら、司なにされるか?)
ロボットアーム、つくし拉致限定専用とか作ってもらう??

とばさんのお話、好きですよ。
つくしちゃんだけじゃなく、私も司に癒されています。

他のお話も楽しみにしていますね!
2009/10/10(土) 09:16 | URL | ちふゆ #-[ 編集]
shuさま
こちらこそ、いつもお寄りいただいてありがとうございます。
あたたかいコメントにいつもパワーをもらっています。
いい砂、吐いてもらえるように頑張りたいと思います。
2009/10/10(土) 14:10 | URL | とば #-[ 編集]
カスミさま
東京湾!こわっ!
いつもお寄りいただいてありがとうございます。
最近はずっとリベンジで、いちゃいちゃが足りなかったので、久しぶりにラブって(ちゃんとラブっておりますでしょうか)楽しかったです。
ずっとくっついててほしい。ふたり。
2009/10/10(土) 14:20 | URL | とば #-[ 編集]
・・・わかちこ、です。
こんにちは!!e-328

ない!となると見たい!となるのが人の性・・・
下げたお話が気になります。

司、おもいっきりやさしいじゃん!
つくし文句言い過ぎ・・・(てれ隠しe-449?)

拉致るのはおだやかじゃないけど
そんくらいしないと、意固地なつくしとは会えないかも
しかし、いい迷惑はSPのお二人ですね。

ぷにぷに、つるつるのつくしは、どうだった司。

・・・聞くまでもないか・・・

    
   では、また・・・。e-463
2009/10/10(土) 14:29 | URL | magenta #-[ 編集]
ちふゆさま
わ、ハート黒い(笑)
えーと、斎藤さんは美作さんちの東屋で2人の邪魔をしたため、頭突きを食らった人で、三沢さんは寸止めの回に玄関ホールでやられた人です。「坊ちゃんがコンビニですか」って言ってた。
司も触んないで連れてこいとか無茶言って(笑)
でもやっちゃう三沢さんはさすがです。


2009/10/10(土) 14:35 | URL | とば #-[ 編集]
magentaさま
てれ隠し。
ね~、やさしい~v-238
つくしにはこんなに優しいのに、他の人には無茶ばっかり。
(ある意味つくしにも無茶ばっかり言ってるけど)
三沢さん斎藤さんにはご愁傷様ですが、昔2人の邪魔したバチだと思って頑張ってほしいです。
2009/10/10(土) 14:53 | URL | とば #-[ 編集]
えぇ? なんで?
こんにちは。
とばさん、新?『休日6』ごちそうさまです。
次から次へと楽しいお話をアップして下さって、本当にありがとうございます。

だけど、前の『休日6』もすっごく良かったのにな・・・とばさん的にはあかんかったのですか?
下品って? とばさん家の坊ちゃんは あ~んなことや(-_-;)こ~んなことしても(*^_^*)、下品にはなりえませんがな・・・
ワイルドなスケベ(失礼!)にはなっても、やはり道明寺司、御育ちは隠せませんて・・・

つくしちゃんと二人揃ってのめったにない休日ですもん、坊ちゃんがワイルドになるのもわかるなぁ~~~

作者のとばさんが暗い気持ちになるなら、下げてもらわないとしょうがないけど、読ませてもらったぴょん太は超ドキドキ! ワクワク! 楽しかったですよ!

とばさん、坊ちゃんの代わりに言うけど

   「……大丈夫だ、とば」

脳みそ腐ってぇへんって、とばさん!



2009/10/11(日) 14:33 | URL | ぴょん太 #-[ 編集]
はじめまして
T×T大好きです。
原作のキャラテイストをこわさずに妄想願望を満たしてくれる、とばさんの物語素晴らしい!!
上品・下品・Rまで大好物。
これからも更新楽しみにしています。
2009/10/11(日) 14:53 | URL | 紫紺 #KCv9ojSo[ 編集]
ぴょん太さま
ギャアアアァァァァァァv-347
大丈夫?ホントに大丈夫?
萌死するとこでした、やべ。
ありがとうございます。本当に。
嬉しい嬉しいコメントでございました。
トートツですがスケベっていい言葉ですよね。
えっちでもない、やらしいでもない、そうだ坊ちゃんはスケベなんだって思いました!←間違ってます。
2009/10/11(日) 17:31 | URL | とば #-[ 編集]
紫紺さま
はじめまして。
ありがとうございます。あたたかいコメントに浮かれています。
拙い文章で、設定で・・・褒めていただく度に気恥ずかしい思いをしておりますがe-449
これからもヨロシクお願いいたします。
2009/10/11(日) 17:41 | URL | とば #-[ 編集]
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