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つかつく砂吐き推進委員です。ヨロシクお願いいたします。

にがにがチェリーパイ

「桜子、あたしたちからの誕生日プレゼント何がいい?」
「皆で夜遊び。オールで」
「「「オッケ~!」」」


三条家集合。
「今日は誕生日だし、わがまま言いますからね?」
「いいよ~?」
「ね、桜子さん、すごいコレ。全部プレゼント?」
「山になってる~!」
「女子ならこれぐらい当然ですよ」
「当然言うな!」
「まあまあつくし。私たち、家の付き合いもあるからさ」
「そうそう、結構お返しとか大変なんですから。さ、それじゃあプレゼントその1。
先輩と優紀さんは着替え。そんなピクニック行くようなカッコはダメ。
今日はセクシー路線でいきますよ。・・・笑わないの!」
「あはは、セクシーって!」
「あたしたち無理かも」
「私、主役」
「わかったよ、あはは」

RRRRRRRRRR・・・・・

つくしの携帯が鳴る。
ゴメンと断って、部屋の隅に移動する。
予想大当たり。表示は道明寺。

「もしもーし・・・・・ん?・・・桜子の家だけど?」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「へえ、珍し・・・うん」
「・・・・・・・・・・・・・・・」
「それが~・・・これから出かけんの・・・・・・・・・うん、4人・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・・・・」
「だって言ってたじゃん、だめ!だめだめだめ!!!今日は女子だけ!!」
「・・・・・・!・・・・・・・・!・・・・・・・・!」
「うっるっさっい~~!!もうっ!駄目なものはダメっ!」
携帯から響く怒鳴り声に、顔をしかめて遠くに離し、
「じゃ!そーゆーことでっ!」
と、ブチ切った。

「あっはは、ひっど~い・・・電源まで落としてる~」
「だって、絶対しつこくかけてくるし」
「いいんですか?」
「うん、仕事早く終わったって。今日の事、言ってあったんだけどな」
「く、くくく・・道明寺さんにそんな扱い出来るの、先輩だけですよ?」
「なんで?」
「いっや~~~相変わらず愛されてるね~~~」
「つくしは相変わらず素直じゃないしねぇ」
「う・・・・それはカンケーない」
「道明寺さん、仕事やっと落ち着いたんですね」
「うん、もう帰国して3か月?経ったし。最初の頃は、何か忙しかったけど、やっとね」
「やっとラブモード突入だね~~~」
「うっ・・・うん・・・」
「かわいい~~♡つくし~~♡」
「もう!あたしの話はいいから」
「はい。じゃ、そろそろ支度しますか」

「ねぇ、桜子、あたしにもなんか服貸してよ」
「いいですけど、どうして?滋さんは似合ってますよ、そのガッバーナ」
「だって折角4人で行くんだから、コンセプト揃えたいじゃん。
宝塚な感じなんてどう?ビ~ラビラ」
「「絶対ヤダ!」
「ダメ。今日はセクシー路線て言ったでしょ!」
桜子はクローゼットに入って行き、山の様に洋服を抱えて出てきた。
「わ!すごい服」
「・・・さすがジョリアナ世代・・・」
「布、少なっ!」
「いやだー!露出狂じゃん!」
「大丈夫、先輩は。なに着たってセクシーにはなりませんから」
「ちょっとあんたケンカ売ってんの」
「ねぇ、つくし、これ可愛い!ほら、見せてもらおうよ」
「ゆ、優紀・・・・けっこうノリノリ?」
「だって、こういうの着たことないから。変装みたいで面白くない?」
4人で洋服を物色していく。
部屋の中には、きゃあきゃあと笑い声が響いていく。

「ね、これどう?」
ワンピースを着てくるりと回ったつくしに、全員が
「「「ブー!」」」
と、ダメ出しした。
「なぁんでよー。良くない?」
「うん、似合ってはいるけど」
「ねー?」
「先輩、キスマーク見えてる。背中」
「はっ?ど、どこどこどこ」
「あはははは!ぐるぐる回ったって見える訳ないじゃん。背中だもん」
「トムとジェリーかあんたは。ほら、あそこ、鏡」
「あああぁぁぁ~~~!!!なにこれ~~~!!!あったまくる!
あのバカ男!ボコり決定!」
「つっけたがるよね~~。見えるとこにつけると怒られるもんだから。気をつけないと」
「マーキングね。オレ様のもの。かぁわいい」
「あたしは付けるよ、彼に。ふふ、やっぱこっそり」
「え~?優紀さん結構、独占欲強い~」
「そ~かな~。ね、このキャミにこのスカートってどう?」
「かわいい。そっちの黄色でも良くない?あ、そーだ。ねぇ、ねぇ、桜子には言ったんだけど、私さ、この前、ヤツと・・・いひひ・・・しちゃったんだよ~」
「ぎゃー!おめでと!」
「きゃー!とうとう!」
「遅すぎる!って言ってたんです。いまどきハタチ超えてバージンなんて」
「つくしだって、ついこの前だったじゃん。あ、そのストール取って。しかもつき合って4年目!」
「だって、相手NYだったし仕方ないじゃん・・・あ、コレかわいい。あたしこれにする」
「先輩これも」
「なにこれ。何でパットこんなに」
「それくらい詰めないと胸のとこ、変な隙間ができますから」
「あはは、つくしパット3枚!!」
「優紀!あんただってそうでしょ!」
「道明寺さん、巨乳とか好きじゃないのかなぁ」
「知らないし。知っててもどうにもできないし」
「まあ、そうだよね」
「あはははは!」
「先輩、こっち。メイクしますよ」
「うん。ありがと。それでシゲルさんはどうだったの?変態プレイとか、心配してたじゃん」
「心配?したした!だって!ケッコンするのはもう決まってんだよ?
その相手が変態ってちょっと、つらいよね~~?」
「自分と趣味が一緒ならいいんじゃないですか?SとMとか。ちょっと動かないで、ブレる」
「ああ、シゲルさんがSで?クククク」
「彼がM?あははは!あ。あたしこれにしよ。桜子さん、借りるね」
「誰がSよ!フツーだっつの。つくしこそどーなのよ!司ってなんか、スゴそうなんだけど」
「なっ・・何がっ・・・」
「野獣、って感じ。ねー、どお?激しい?」
「ぶっ!シ、シゲルさん!」
「先輩!動かないでって!でも確かに。道明寺さんはスゴそうですよね」
「ちょっと!そーゆーこと言うのやめてよ。大体あたし、ほか知らないんだから、
比べようがないじゃん」
「ねぇ、初めての時どうだった?2人とも初めてで、ちゃんとできたの?」
「よく失敗するとか聞くよね」
「桜子、これすごいベタベタする」
「あ~!つくし赤くなってる~」
「思い出してる~~」
「うるさいな。別に・・・普通に痛かったけど・・・」
「あ~~、痛かった痛かった。泣くよね、あれは」
「その泣き顔がオトコには結構クルみたいですよ。3人とも有効活用した?」
「「「そんな余裕ないし」」」
「初めての時って、相手が動き出した時、すっごいビックリしなかった?」
「「したー!!!」」
「するよねぇ!だってさ、マンガなんかだと、そこまで描いてないじゃない。抱き合って終わり、みたいな。涙がすーっと流れたりして。彼がぬぐってくれたりして。」
「ぶはっ、滋さん、今どきそんなマンガない」
「あははは!でも、エッ!とか思うよねぇ?まだなの?みたいな」
「あはははは!」
「ふふっ、先輩これ。ビューラーは自分でやって」
「うん。わー、これすっごい巻ける」
「ね、桜子さんはどうだった?最初って」
「あたしは相手が外人だったから、あんまり痛くなかったですけど」
「「「えーっ!!!」」」
「滋さん、網タイツありますよ。履く?」
「履く。って言うか、戻してよ、今の話。桜子の初めて、外人だったの?」
「だって、私、中学までドイツですもん」
「わぁ、そう言えばそうだった・・・っつーか、中学生で?」
「きゃー!」
「きゃー!」
「きゃー!」
「あっちじゃ普通ですって」
「ね、それで、どうして外人だと痛くないの?」
「全然痛くない訳じゃないですけど、あっちのヒトのって、大きいけど柔らかいんですよ。
日本人のは硬いの。だから痛いの」
「「「へ~~~~!!!」」」
「そうなんだ~」
「いいな~~」
「いいな~~~!」
「若いうちの方が痛くないって話もあるよね」
「それじゃ、年くってて相手が日本人のあたしとつくしって・・・ダメダメ?」
「でもそれ、同じ人が比べる訳じゃないよね。ホントなの~?」
「比べられないし」
「熱い熱い!桜子熱い!」
「もうちょっと我慢してください」
「巻くの?」
「頑固だよ、つくしの髪。パーマかけても3日で元通り」
「ね~?たまに道明寺がうらやましくなるよ」
「わはははははは!ほんとに?クルクル?」
「クルクル。ねじねじ。あはははは!」
「は~い、スプレーかけますよ~」
「そう言えばつくしさぁ、最近アザできてないね」
「ああ悪霊に掴まれたようなアレ?」
「霊障ぽいやつ?」
「霊障言うな!」
「ある意味怖いよね、ぷぷぷ。司の手形でしょー」
「笑いごとじゃないって。もう大変だった!力加減教えるの。アイツ基本的にゴリラかサイボーグだから。ちょっと力入れて握ったら血ぃ止まるっつーの」
「オオゲサ~」
「いーえ。あいつ高校の頃、ゲーセンのパンチングマシン壊したこともあるんだから」
「げ」
「自覚ないんだもん。何度ホネ折られると思ったことか」
「そんな事なくない?この前さ、私の事つくしと間違えて、司が抱きついてきたんだけどさぁ」
「えー?知らないー!」
「つか、わざわざ言わないって。それに、すぐゲッとか言って離したし。ゲッだよ?ゲッ!ちょっとシツレーだよねー!それでその時、一瞬抱きしめられたんだけど。でも、力加減、ゼツミョーだったよお?すっごく気持ち良かったぁ。つくし、スゴク大事にされてるよねー」
「え?・・・・・うん・・・・大事にはしてもらってると・・・・・おもう」
「わ!ノロケだしましたよ。そうそう、見ました?この前の飲み会の時。道明寺さん、最初から最後まで先輩の事離さなくって~」
「見た見た。常に隣キープでね。手なんか握ったぐらいにして」
「すっごく優しい顔で見てたよねー。何か、あたしも嬉しくなっちゃった。4年間、頑張ったよね、つくし」
「やだ、泣かないでよ。優紀さん。はい、先輩、終わり」
「あ、ありがと。優紀も、ありがとねー!」
「うっわー!つくしかわいい~!」
「お姉さんっぽいねー!メイク色っぽい!どうやったの?桜子」
「ゴールドとベージュ基本で、アイライン2mm。目尻で上げ気味。下瞼にピンク」
「ねぇ、道明寺さんに見せたいね」
「だっめ!見せたらソッコー拉致される。ね、つ・く・し?」
「そんな事ないもん」
「皆さん、支度はできました?」
「「「はーい」」」
「それでは・・・・・GO!」
「「「おー!!」」


重い扉が開けられると、静かな音楽が流れ出す。
4人が入っていくと、店内の空気が変わった。
一歩ごとに知らない顔がこちらを向き、視線が絡まる。
「ねぇ、ねぇ桜子」
「何ですか」
「何かスゴいジロジロ見られてるんだけど。なんかあたしヘン?」
「いいえ?」
にっこりと、桜子が笑う。
見られるに決まってるでしょ。
こーんないい女が4人も揃ってれば。
まったく鈍感。道明寺さんの苦労がちょっとわかりますよ・・・。

ガラス張りの個室に案内されて、ソファーに納まる。
「プレゼントその2」
メニューを開いて桜子が言う。
「カクテルメニュー、全制覇」
「「「きゃー!!」」」
「何種類あるの?ひとり10杯くらいかな」
「よしっ!じゃあ、上から4つずつたのんでいこ?」
華やいだ笑い声と、無防備な笑顔。
「あはは、いいねー。女同志」
「ユルむねーいろいろと」
「じゃ、乾杯しよ?せーの」

「「「桜子、誕生日おめでとう!!!」」」

「ありがとうございます」
桜子はグラスを掲げると、微かに赤くなって。
キレイに、キレイに、微笑んだ。

☆☆

「もしもし、三条です。そろそろ先輩、お返ししますよ」
「・・・・・・・・・・・・・・」
「あ、フツーに酔っぱらって寝ちゃってますけど」
「・・・・・・・・!・・・・・・・!!」
「ふふふ、すいません。場所わかります?はい、そこです。それじゃ」
プツンと電話を切って、沈没しているつくしを眺める。
隣の優紀と、もたれ合って眠っている。
「オールって言ったのに。だらしないですよ!ふたり!」
「さっくらこー!!オーダーするよー!!ラスト2つ!!」
「私サムライ。滋さんグラスホッパーね」
「ゲー、あれ歯磨き粉の味しない?」
「私、今日、誕生日」
「わーったって。くそっ!私の誕生日には覚えてろよ~!着ぐるみパーティーしてやる」
「ああ、いいですね、F4も呼んでね」
「ぷははははは!!!」
「そろそろ道明寺さん、来るころかな」
桜子は、ズルイ顔をして笑うとつくしの胸元をペロッとめくる。
そしてためらうことなく唇を寄せ、紅い印をひとつつけた。
「きゃー!ははは!桜子!何やってんのよ!あははは」
「ふっふっふ、先に潰れた先輩が悪いんですよ。くっくっく」
「ははははは!!あんた酔ってんでしょ!」
「ね、これ、道明寺さんに見つかったりして」
「あはははは!桜子、お、恐ろしい子・・・・ははははは」
2人で転げまわっていると、ドアが開いて不機嫌な長身が現れる。
慌てて支配人が駆け寄るのを、小さな手の合図で下がらせる。
ガラス越しに合図を送ると、大きなストライドで一直線に近づいてきた。

「・・・・・・ぶっ」
「ぶ、ぶ、ぶ・・・・・」
きゃぁー!!
あははははは!!!
話題の人物の登場に、滋と桜子が大笑いする。
「・・・・・・・・んだよ」
ソファーに埋もれるつくしを見て
「どんだけ飲ませた?」
苦々しげに言う。
「いっぱーい!」
「きゃはははは」
転げまわる2人を見て、話になんねーと舌打ちした。
「牧野、行くぞ」
優しく頬を撫でると、少し開いた唇から小さく吐息が漏れる。
「チッ、しょーがねーな」
起こさないように細心の注意を払って、優しく優しく抱きあげた。
まったくこの甘~い顔ったら。
先輩寝てるから見てませんよ~だ。

部屋を出ていく寸前、振り返って、ひらひら手をふる桜子を見る。
「三条、今日誕生日だってな」
「え・・・・」
「おめでと」

あとには、口をポカンと開けて真っ赤になった桜子が残される。
「ふっふっふっふ~」
「・・・・・なぁによ、滋さん不気味」
「良かったじゃ~ん」
「ほんと・・・・・最高の誕生日でした。滋さんと先輩と優紀さんに祝ってもらって。
おまけに初恋の人にまで、おめでとう言われちゃいましたよ」
「ふふふ。桜子はまだ司の事が好き?」
「好きですよ・・・・・」
遠くを見るような目をして、囁いた。
「・・・でもね」

「道明寺さんを好きな以上に、先輩の方がずっとずっと好き」
「あたしも」

届けられた2つのグラスを持って、そっとぶつける。
チン・・・
同じ気持ちで、微笑んだ。

「・・・・・・やっぱ歯磨き粉の味する」
「取り換えませんよ」




                     Fin



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コメント
はじめまして
昨日、ランキングサイトから偶然にコチラに到着したかよと申します。一気に全部読んでしまいました。読んでいて「心地よい」と感じる文章に、ついコメントを書きたくなってしまって。最近韓国版を見てしまい、改めて花男熱が再発し、二次の世界をプラプラと歩き回っています。既に更新のなくなってしまったサイトが多い中、コチラのサイトは凄い勢いで更新されていて、大変嬉しいです。今後も多分読み逃げ専門だと思いますが、お邪魔する事をお許しください。これからの更新も楽しみにしています。
2009/09/05(土) 23:55 | URL | かよ #/ZrAXPAI[ 編集]
かよさま
はじめまして。
あたたかいコメント、どうもありがとうございます。
そうなんですよね。素敵なサイト様、いっぱいあるのに更新がずっととまってて・・・それでも毎日覗きに行っちゃったり。
拙い文章で綴った妄想世界ですが、どうぞこれからもよろしくお願いします。
2009/09/07(月) 05:34 | URL | とば #-[ 編集]
ステキです♪
こちらの大ファンですが、初めてコメントさせてもらいます。
とってもステキなお話ですね。
こんなガ-ルズト-クありそう。ありそう!
この話の続きもまたできそうな感じですよね。
ご負担にならない範囲で、ぜひガンバッてください。
かげながら応援してます。
2009/09/27(日) 21:54 | URL | タバサ #-[ 編集]
タバサさま
ありがとうございます。
嬉しいです~v-238
女子チーム、だぁい好きです。
ファンブックだったかなぁ。4人で並んでめかしこんでるのがありましたよねぇ。
シゲルさんがピザ喰ってるやつ。アレ好きなんです。
だからあれの雰囲気でv-238
2009/09/27(日) 23:51 | URL | とば #-[ 編集]
管理人のみ閲覧できます
このコメントは管理人のみ閲覧できます
2009/11/10(火) 21:09 | | #[ 編集]
ぴょん太さま
ははははははe-330
ありがとうございますe-350
ホントだ、スライドってなんだよ上映すんのかよe-351
ソッコー修正させていただきました。恥ずかしーe-282
どうもありがとうございました~。
コメントも嬉しかった~~e-266
2009/11/10(火) 22:40 | URL | とば #-[ 編集]
たら~
えっと・・・司に連れて行かれたつくしはどうなったのでしょう・・・
だって・だって・・・
桜子がつけたキスマーク・・・
あぁぁぁ考えただけで恐ろしや~
2010/07/30(金) 14:01 | URL | rann #sowQq82.[ 編集]
素敵!ガールズトーク大好き!
2011/07/23(土) 11:56 | URL | #-[ 編集]
  さま
私も女子チームが大好きなんです~v-344
弾丸トーク、尽きない話、根掘り葉掘り(笑)。
誉めて頂き嬉しかったです。
ありがとうございました!
2011/07/28(木) 09:58 | URL | とば #-[ 編集]
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