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つかつく砂吐き推進委員です。ヨロシクお願いいたします。

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復讐の女神 7

*ヌルイですがR18です。年齢に満たない方はお控えください。
成年でも、そのような表現がお嫌いな方はお戻りください。

・・・何が悪りぃんだよ25で童貞で。
しょーがねーだろ。
コナかけてくる女は、今も昔もそれこそ星の数だが俺が欲しいのは。
触れたいのは。
抱きたいのは。
あいつしかいねぇ。
他の女になんて勃つわけねえ。
その牧野とも別れちまったし。
いや、今はつき合ってっけど(つき合ってんだよな)捨てられること確定だし。
別に一生童貞でもかまわねぇ。
あいつとするんじゃなきゃ、意味ねーし。
他の女にゃ反応しねーし。
ぜってー、一生誰にも言えねーが、いまだにオカズ、牧野だし。


「道明寺ってば!」
「うぉっ!てめ、ノックもしねーで入ってくんじゃねーよ!!」
「したよ、何回も。あんたがボーっとして無視してたんでしょーが」
「おー、ビビった」
考えてたこと、まさか口から出てねーよな。
「なに真っ赤な顔してんの?まさか酔った?」
「酔ってねーよ」
「ふーん、それじゃ、ハイ」
にっこり手渡されたのはワインのボトル。
「牧野?」
見上げるとそこには。

俺の記憶そのままの。
牧野が立ってた。

多分俺はすげーアホ面してんだろう。
牧野は吹き出して
「ああ、シャワー借りたよ?いつでも寝られるようにお化粧落としちゃったから。
・・・なによ。んな口開けて見てたらシツレーなんですけど?」
大口開けてケラケラ笑った。
「すごいでしょ、桜子直伝のメイクテク。美人じゃなかった?あたし」
「ぷっ、自分で言うな、バカ。すっげぇ、スッピンは元のままのへちゃむくれ。はははは」
「殴るよ。つーか、あったり前。あんた、あたしの両親知ってるでしょ?
あれの娘が、いくら年頃だからっていきなりそんな美人になる訳ないじゃん」
がっかりした?と笑う顔がホントに変わってないのが嬉しい。
俺だけのものだった牧野の顔だ。
「こっちの方がいい。」
ぴたりと笑いを止めた牧野が横目でこっちを見る。
なんだよ、そのずるい顔。
ニヤリと意味深に笑うと、ワインのボトルを指さした。
「それ、一気飲みだよ」
「は?なんで」
「いいから。あたしの言うことは何でも聞くんでしょ。やれ」
悪役みたいな調子で言うと、ボトルを突っついて催促した。
「・・・ったく、お前のカッとんだ考えにはついていけねー」
しょーがなく、瓶に口つけて直接飲む。
何の罰ゲームだよ。

ワガママ女はじーっと見てたかと思うと、いきなりぶーっと吹き出して、
ソファーをバンバン叩きだした。
ゲラゲラ笑って
「すごい!すごい光景!!道明寺財閥の副社長が、チンピラみたいに酒瓶一気飲み!!」
どっかに売れるかも写真撮っていい?
とか言うのを、ざけんな、てめーがやらせてんだろーがとデコピンして。
デコを押さえてまだ笑う牧野に、少し残ったワインの瓶を押し付ける。
「あとお前のな」
「え~~~」
「だから拭くなっつの!!」
「ははははは」
仰向いて、飲み込むたびに動く白いノド。
目の毒。
慌てて目をそらすと、隣りにちんまり収まった牧野がテーブルに酒瓶をトンと置いて
「よし!酔った勢い!」
と、気合いを入れて立ち上がった。



「牧野?」
いきなりすべての照明がおとされて
真っ暗になった部屋で
牧野の柔らかい気配が近づいてきて

するりと

腕の中に落ちてくる。

      ・・・プツン

「まきの・・・?」
確かめるように
髪をすいたてのひらは
頬にすべり
あたたかい体温を分け与え

同時に

くちびるから熱が注ぎ込まれる。

       ・・・プツン

何年ぶりかのキスの感触にただもう夢中で、あっという間に主導権を奪った。
何回も何回も何回も。
啄ばむように甘噛みするように啜るように味わうように。
ついさっきまで、到底許されなかった行為に没頭していく。
「ん・・・・ふ・・・」

      ・・・プツン

「だ・・め・ちょ・・・まって・・・・」
いくらしても満足できねぇキスに牧野の息が上がり、小休止を入れる。
「はぁ・・・」
膝に乗ったまま俺の首に腕を絡め、肩口に頬をすり寄せる。
「道明・寺?」
耳元で囁く掠れた声が。

たまらなく、そそる。

「あの時の続き・・・しようか・・・?」

   ブツン!ブツン!ブツブツブツ・・・ブツン!

理性の糸が全部ぶっちぎれた。



気がおかしくなりそうだ。
もうとっくの昔から。
欲しくて欲しくてたまんねぇ。
牧野に触れること、キスすること。
興奮しすぎて乱暴になりそうな指を、ギリギリの所でコントロールして。
我ながらたどたどしい愛撫に、それでも牧野が確かな反応を返してくれるのに安堵して。
頭ん中が空っぽで、何をどうしたんだかわかんねぇ。

「・・・・い・・・・つ・・」
細いうめき声と、ぎり・・・・・と歯を食いしばる音で我に返った。
半分は天国にいるまんま。
牧野の中は
アツくて
キツくて
サイコーに気持ちいい。
ケド。
「まきの?」
ちょっと待て何かおかしくねーか。
ひきつれた呼吸。
突っ張った手足。
強張った身体。
微かに洩れる苦痛の声。

まさか。

「・・・・は・・・じめてか・・?」
「ば・・・・ばれた・・?」
一気に血の気が引いた。
「ばっ・・おまっ・・・何考えて・・」
「やっ・・・あ、あぁ・・」
慌てふためいて身体を離すと、急に抜かれた刺激で牧野が苦痛の声を上げる。
「わ、わり・・・・」
「ひどいせっかく痛いの我慢してたのに、やりなおしじゃん」
「お、お前なあ!!初めてなら初めてって先に言っとけ!うっわ、すっげービビった」
「いや、我慢したらばれないかなと思って」
「だから何で隠すんだっつの!」
「だって・・・」
牧野が起き上がる気配。
「は、恥ずかしいじゃん。『捨てられたけど待ってたの。おかえりなさいあなた』みたいな」
ぶつぶつ言いだして、しかもその内容。
コイツ、ムードっつー言葉知らねーのかよ。
「初めてだって知ってたら、もうちょっとやりようがあったっつってんだよ!クソッ!!」
ゆっくりと押し倒して、頬に触れた。
「悪かった。やり直す。やな事あったらすぐ言え。俺も初めてだからよくわかんねーから」
「は?」
今度は牧野が慌てた。
「うそっ!やだ!何で!何でいいトシこいてまだなのよ!」
「お前もだろ」
「だってあたしは」
「ウルせー黙れ!お前この状態でいつまで放置しとくつもりだよ」
うるさい唇をぴったりと塞いでやった。


さっき一瞬だけ入った
その場所にそっと触れると、くちゅりと濡れた音がする。
少しずつ指を侵入させていく。
キツい。
さっき、指とは比べ物になんねーものが収まったっつーのに、なんでこんなキツイんだ?
「痛ぇか、牧野」
聞くと首をふる。
さっきから何を聞いても。
多分こいつ、いっぱいいっぱい。
俺もだけど。

愛しすぎて、胸がつぶれそうだ。

全てを味わいたくて、そこに舌を這わせた。
「・・・・・・・・・」
鉄の味。
思い当っていたたまれない気分になる。
痛ぇよな。
血が出てるもんな。
ドーブツが舐めて治すみてーに、裂けたところを探すのに舌で掻きまわすと
牧野が高い声で鳴く。
「なあ、気持ちいいか」
首ふるな。
傷つく。
血の味がしなくなるまで舐めて、ほぐして、くにゃっとやわらかくなった身体を抱きしめる。
「入っていいか?」
今度も返事はなかったが。
細い腕がそっと背中に回された。



幸せすぎて、死んじまいそうだった。



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